一般社団法人 茗渓会

筑波大学同窓会
筑波大学/東京高等師範学校/東京文理科大学/東京農業教育専門学校
/東京体育専門学校/東京教育大学/図書館情報大学/図書館短期大学
2013年7月22日掲載

桐創祭【茗渓学園だより】

桐創祭開会式は中学1年生の合唱で始まる。全校生徒が合唱を楽しむ校風がここから醸成される。
塚原監督を囲んでトークショウ  司会は本校生徒で石巻プロジェクト(石巻市で復旧活動を調査研究している)のメンバーが務めた。

本校の文化祭「桐創祭」は、毎年6月に行われます。毎年テーマが設定され、生徒達は、テーマに沿って自ら持つ創造力、企画力、表現力を駆使し、学校じゅう溢れんばかりにその活動が展開されます。それらの内容は、演劇、映画、アトラクション、バラエティ、パフォーマンス、飲食、音楽などに分類され、それぞれの部門ごとに表彰されたり、事前の活動計画書に対して実行委員会が厳しい指導を入れたりして、生徒達が互いにより文化度の高い文化祭を求めて築き上げてきた伝統と誇りのある活動といえます。

特別企画「ガレキとラジオ」

今年、実行委員会特別企画として、「ガレキとラジオ」という映画が上映されました。この映画は、東日本大震災の南三陸町の人々の活動を綴ったドキュメンタリー映画で俳優の役所広司さんがナレーションを務めています。5月から全国で上映され現在も続いていますが、この映画のお二人の監督=梅村太郎さん、塚原一成さんが本校の卒業生であることから、映画配給元に特別のお願いをして、本校での上映会となりました。上映当日は、塚原一成さんが来校してトークショーも行われました。2日にわたって4回上映され、あわせて400名ほどの入場者がありました。

桐創祭の後、本校生徒向けの上映会も行われました。映画を見た生徒達は、被災地の現実を直視し、その中でくじけそうになりながらも、みんなで力を合わせて力強く前進する人々の姿を知り、自分にできることは何かを考えているようでした。

この映画は入場料収入が宮城県や南三陸町などに寄付されるというものでしたので、桐創祭では無料上映としましたが、本校後援会や父母会のご協賛をいただき、映画配給元を通じてご寄付をさせて頂きました。

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