一般社団法人 茗渓会

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理事長からご挨拶申し上げます

portrait 令和4年 新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
 全国会員の皆様のますますのご健勝とご活躍を心から祈念いたします。
今年こそは、希望のもてるそして少々華やぐ楽しみが少しでも体験できる年にしたいものです。

 コロナ禍をはじめ自然災害等の被害を被られ、ご不自由な日常生活の方々がおいでの事と存じます。心からのお見舞いを申しあげます。

 昨年10月中旬頃から、コロナ感染は急速に減少傾向にあります。政府はコロナ禍第6波は1月中旬頃を予測しているようです。昨今、新変異株「オミクロン」が南アフリカで見つかり、世界が警戒を強め始めました。WHOは〝懸念される変異株〟に指定しました。
 われわれとしては、日常の生活の中で、感染対策を気をゆるめることなく励行し、終息に向かって努力に勉めなくてはなりません。

 さて、本年は茗渓会にとって歴史的な行事、また宿願でもある茗渓創基150年記念事業の主要行事の実施年に当ります。そして本事業展開により次の時代への進歩の契機としたい希望の年でもあります。
 振り返りますと、第7回通常総会の理事長挨拶の中で次のように述べています。
 「2022年に茗渓創基150年を迎えるに当り、本年1月、本部理事会は〝茗渓創基150年記念事業準備室〟を立ち上げました。この事業の意義は、150年の歴史の中で、時代を乗り越えて本会が連綿と活動してきたことに対して敬意を表するととともに、茗渓の先達に思いを馳せ、レガシーを大切にして、未来に亘り本会の新たな発展を期する意義ある記念事業を興すことにあります。
 茗渓の仲間に役立ち、より絆を深める互助の事業として、また、次世代への伝統継承の事業として計画したいと考えています。」(「茗渓」2018年夏号)

 以来、記念事業実行準備会(準備室を改称)が中心となり、毎回の理事会、各種委員会等々で議論を深め準備・実施を進行して参りました。毎回の通常総会、季刊誌「茗渓」、茗渓ホームページその他の機会を通してお知らせしている通りです。
 ただ、まことに残念なことに、ほぼ2年間に亘り、コロナ禍で幾つかの事業が中止・延期、或いは修正を余儀なくせざるを得ない経過でもありました。
 令和2年の〝追悼のつどい〟は、結果として不開催。そこで令和3年の〝追悼のつどい〟に前年度と併せて行うことを決意し、コロナ禍の状況をにらみながら、11月23日にと決め、万全の対応策の中で開催することができました。
【茗渓の歴史の中で、明治18年から合祀慰霊祭(現在は追悼のつどい)が不開催となったのは、昭和20年の終戦の年と令和2年のコロナ禍による行動規制の年の2回でありました。】
開催当日は、前年度を含め302柱の追悼の式を予定通り挙行できました。御加護あってのこととすべてに感謝申しあげたい真情でした。列席のご遺族27組46人の方々が、式典及び後半の懇談・懇親の会に、故人の足跡に思いを馳せながら、ご遺族同士の打ちとけた交流の実をあげて下さったことは本会にとっても意義深いものでした。行動規制の大幅緩和の期間でもあり、実施できたことはまことに好都合でした。

 今後、重要な行事の茗渓創基150年記念式典が4月29日(祭)開催で準備が進んでいます。
 また、1年間の延長で、難儀を繰り返しています茗渓・筑波産業人倶楽部全国展開発表の会は10月2日(日)を予定して準備進行中です。
 記念誌「茗渓創基150年の歩み」は次年度発刊ではありますが、諸作業等は年内での工程であり、現在編集関係は鋭意取り組み中であります。

 今回の記念事業に関しては、全国の会員の皆様が何らかの在り方で参加・関りができることを一貫して願って参りました。幸い、今までに多数の方々のお力添えを得て進んで参りました。感謝しております。
 そして、ただ今では、最後の仕上げの期間になってきています。
 本部理事会は〝盡己竢成〟(嘉納先生のお言葉)を体現すべく全力で事に当る覚悟であります。
 茗渓会の記念事業は、全国会員の皆様のお力で立派に遂行できますことを心から願い、新年のご挨拶といたします。

 

茗渓会理事長 江田 昌佑