一般社団法人 茗渓会

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本部 ニュース
2013年6月21日掲載

茗渓会定時総会を開く

茗渓会定時総会のようす(茗溪会館)
江田理事長

一般社団法人に移行して2回目となる平成25年度定時総会は、去る5月30日(木)に茗溪会館を会場に開催されました。はじめに、江田昌佑理事長の挨拶につづき、永田恭介筑波大学長の祝辞が代読されました。

当日は、代議員総数110名のところ93名が出席、うち委任状による出席は35名でした。
総会は、24年度事業報告と財務関係書類の承認、25年度事業計画と予算の承認の他、本年度はとくに公益目的支出計画実施報告があり、承認されました。また、定款変更を伴う議決として、監事の報酬等の額について決議が採択されました。
また、岩崎庸男理事の死亡退任に伴う理事の欠員補充として、神林喬氏(昭40教大教)が選任されました。
本年度の総会では、理事長挨拶でも強調されているように、「ゴー・5・GO作戦」を合い言葉とする「茗渓会拡充キャンペーン」が打ち上げられ、茗渓会の会員増、収入増、経費削減に向けた施策が提案されました。その具体策として、「茗溪フェロー」の創設、ホームページのリニューアル、支部への会費還元強化などが説明されました。
また、今年度は平成26年度の代議員選挙を実施するため、支部への協力の呼びかけがありました。
各地から集まった代議員は、多くは6月~7月に各地域で開かれる支部総会に全国の状況を持ち帰りました。

一般社団法人茗渓会 定時総会 挨拶(要旨)

一般社団法人茗渓会 理事長 江田 昌佑

本日、一般社団法人茗渓会第2回代議員総会を開催致しましたところ、お忙しい中にも関わりませず、全国からご参集いただき誠に有難うございました。厚くお礼申しあげます。また、筑波大学からは永田恭介新学長よりお祝辞をいただけますことは誠に有難く恐縮致すところでございます。

私どもは、新しい法人の在り方の中心に、同窓会として大学との連携、協調関係を、今まで以上に強めて行こうと考えております。大学からのご指導もまた今まで以上にご高配いただきますようお願い申しあげる次第でございます。

茗渓会は、長い歴史と伝統に支えられ、その歩みの中で先輩方が多くの汗を流してこられました。私たちは、その汗を貴重な糧として更なる発展を図るために理事会内に、井口武雄副理事長を委員長として「キャンペーン委員会」を発足させ『茗渓会拡充キャンペーン』の推進を図ることと致しました。そして、同窓会としての互助事業の充実、公益目的事業の充実ならびに大学への支援事業の充実を拡充キャンペーンの三つの重要課題と位置づけました。そのため、会員の各世代をつなぐ事業として、筑波大学の学生と大学院生への支援の強化や会費完納者の皆さまの深いご理解、ご協力をいただきます上で「茗渓フェロー制度の創設」を行いました。また、「地域組織の強化」や、「職域における茗渓会組織の拡大」「支部活動に対する支援強化」等と、〃地域・職域をつなぐ事業〃を押し進めて参ります。

なお、このキャンペーンを押し進めて参るに際しましては、
・5%の会員増加
・5%の収入増加、
 そして
・5%の経費の削減
を図ることを年間目標として頑張ろうということで、関係者一同の合言葉を『ゴー・5・GO』と名付けました。

また、会員をはじめ関係者の皆さまのお力添えをいただき、相互の認識を深めるため、季刊誌『茗渓』の正月号と夏号の誌上に、名刺広告の形で、賀状交換や暑中見舞いの欄を特設致しました。よろしくご協力の程をお願い申しあげます。何れに致しましても関係する皆さま方のご後援を賜りまして新しい法人体制を充実させて行き、ご期待に応えるべく一層の努力を払って参る所存でございます。本日は、時間の許すかぎり、十分なご審議の程をよろしくお願い申しあげます。

なお、皆さま既にご存知のように、国立大学と致しましては、わが筑波大学ラグビー部が、全国大会に出場いたしまして、優勝こそ逸しましたものの、準優勝という快挙を成し遂げました。そこで、筑波大学の共催をいただきまして、茗渓会主催による公開講座として「講演と企画展」を、4月20日から6月2日までの間当・茗渓会館において開催いたしておりますので、是非ご覧いただきますようお願い申しあげます。

また、全国大学男子バレーボール選手権で優勝、全国大学女子駅伝3位と、筑波大学運動部の活躍は目ざましいものがあり、ここにご紹介申し上げます。
これをもちまして、私の挨拶といたします。ご清聴有難うございました。

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平成25年度茗渓会定時総会 ご挨拶

国立大学法人筑波大学長 永田 恭介

伝統ある茗渓会の平成25年度定時総会が開催されましたことに対し、敬意を表しますとともに、日頃の筑波大学への多大なるご支援に心からお礼を申し上げます。
最初に、昨年度における全国大学ラグビー選手権準優勝、全国大学男子バレーボール選手権優勝、全国大学女子駅伝3位を始めとする本学運動部の輝かしい成績に対して、茗渓会会員諸氏から多大なご支援をいただいたことに感謝の意を表します。

本学は、今年度から開学以来の3学期制から「6モジュール・2学期制」に変更し、新たな一歩を踏み出したところです。これは、教育の質のさらなる向上をねらいとするものであります。このほかに、現在、本学で取り組んでおります改革のいくつかを述べさせていただきます。

教育の実質化を進めるうえで切り札となるのが学位プログラムの導入だと考えています。学位プログラムとは、学士・修士・博士・専門職学位といった学位を与える課程中心の考え方で、社会や学生の多様なニーズへの対応はもちろん、大学教育の質保証、学位の国際的通用性、教育組織の運営等の諸問題をも解決しうる教学システムです。今年度は学内的に理解の得られる行程表を策定し、全学的なコンセンサスに基づいて実効性のある学位プログラムの検討に着手していきたいと考えています。また、4月1日に発足したグローバル・コモンズ機構は、学生のみならず、教員、職員のコミュニケーションスキル、国際活動リテラシーなどのトレーニングを支援することをねらいとするものです。ここを拠点に本学がスローガンとして掲げる「国際性の日常化」を体現できるキャンパス環境を整備しています。

本学は、研究大学院大学として、さらに基礎及び応用科学の研究力の向上を目指す必要があります。本学は他に類を見ない研究分野を擁し、講座制によらない研究グループ制によって既存のディシプリンの枠を越えて社会のニーズに柔軟に対応し、特色ある研究成果を上げてきました。更なる研究力の向上を目指して、研究組織の再編成を含めて思い切った改革を進めようと考えています。
特定機能病院として重要な役割をもつ大学附属病院に昨年度新棟「けやき病棟」が竣工し、医療貢献の幅を拡大いたしました。先端的な研究開発を通して高度医療の実現を目指すとともに、つくば、茨城県をはじめとする地域の中核医療機関として責務を果たしていきます。

本学は今年10月1日に筑波大学開学40周年、前身校から創基141年を迎えます。新構想大学として出発した本学が、世界的な教育研究拠点、知の国際連携活動拠点としてはもとより、つくばの人材育成拠点として、産官学恊働の拠点として、そして「大学文化の薫る街」の中心として機能するためには、学生や教職員それぞれの個性を尊重し、その能力や特性を最大限に発揮できるような筑波大学文化の基盤を形成することが最も大切だと考えています。

大学はこれらを実現するために努力を続けます。今後も茗渓会の皆さまからのご支援をお願いする次第です。

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