一般社団法人 茗渓会

筑波大学同窓会
筑波大学/東京高等師範学校/東京文理科大学/東京農業教育専門学校
/東京体育専門学校/東京教育大学/図書館情報大学/図書館短期大学
東京茗渓会 地域総会等報告
2019年6月19日掲載

第41回茗渓・筑波大学産業人会報告

「東京オリンピックに向けた各種競技・選手の現状」船原 勝英氏(一般社団法人 共同通信社 編集局 スポーツ企画室委員)
船原 勝英さん

日時/2019年5月15日(水) 19:00~21:20
場所/茗渓会館4階 新泉の間
懇親会/茗渓会館1階 カフェ&レストラン
参加/31名
話題提供者:船原 勝英氏(一般社団法人 共同通信社 編集局 スポーツ企画室委員)
1974年:東京教育大学 体育学部体育学科 卒業

題目「東京オリンピックに向けた各種競技・選手の現状」

今回は、「一般社団法人 共同通信社編集局 スポーツ企画室委員」の船原 勝英(ふなはら・かつひで)さんに、さまざまなビッグなスポーツイベントを前にして、気になる日本と世界のスポーツ界の事情について、船原さんのこれまでの豊富な取材経験とネットワークに基づいた貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。
船原さんは、1974年に東京教育大学体育学部を卒業し、共同通信社にご入社。運動部記者としてスポーツ報道の最前線でご活躍され、スポーツデータ部長、スポーツ企画室長を経て、現在はスポーツ企画室委員として、各種のメディアにおいてコメンテーター、コラムニストとして活躍中です。また、さまざまな競技の世界大会や選手権等でメディア担当をお務めになり、間近に迫るラグビーワールドカップ2019日本大会では日本語情報サービスを担当されるとのことです。

当日は、まず、「2019ラグビーワールドカップあれこれ」と題し、今大会の日程や組み合わせ・見どころといったところをご紹介いただきました。また、これまで日本は負けが込んでいて、第3回大会でニュージーランド相手に「17対145」というワースト記録を持っているといったことや、ワールドカップの収益配分のし方には問題点が多いこと、ラグビーのファンには非常にハイソな層が多く、ワールドカップの観戦のために、豪華なツアーを組んで来日することなど、なかなか知ることのできない情報を教えていただきました。

次いで、「東京五輪・パラリンピックの見どころ」と題し、注目される選手についてお話をいただきました。特に昨今は「ゴールデンエイジ」と呼ばれる9~12歳に対して強化が図られ、卓球・バトミントン・体操・フィギュアスケートといった競技で高い成果を上げてきていること等、興味深いお話をいただきました。また、「ボルト引退後のスーパースター」として、サニブラウン・ハキーム選手やマイケル・ノーマン選手(日本人の母親を持つアメリカ国籍の選手)の名前を挙げていただきました。この2人の名前は、「産業人会」の直後に、100メートル日本新記録更新や、大阪での大会で200メートル優勝、といったニュースで報じられ、「さすが船原さん!」と、その情報の確かさに感じ入ることとなりました。参加者一同、来年の東京五輪での各種競技を見る目が確実に変化したものと思われます。

また、最後に「箱根駅伝・筑波大学復活への道」ということで、2011年から始まった復活プロジェクトの活動をご紹介いただきました。ご提示いただいた資料を見ると、確実な成長を遂げている「筑波大学陸上長距離チーム」。近い将来、箱根路を走る姿が見られることが現実的になってきていることが感じられ、放映中の大河ドラマ「いだてん」の効果と相まって、ワクワク感が高まる「産業人会」となりました。