一般社団法人 茗渓会

筑波大学同窓会
筑波大学/東京高等師範学校/東京文理科大学/東京農業教育専門学校
/東京体育専門学校/東京教育大学/図書館情報大学/図書館短期大学
2013年8月23日掲載

学生活動支援事業紹介「ふるさとつくば ゆいまつり」

ふるさとつくば ゆいまつり実行委員会は今年度で結成3年目を迎え、2014年3月8日開催予定の第3回に向けて本格的に始動しています。実行委員長を筆頭に実行委員会が構成され、本学学生を主とする事務局員が中心となって活動しています。学生だけでなく、卒業生や社会人を始めとした多様なメンバーがおり、それぞれの強味を生かした運営を行っています。

事務局には総務・財務・広報・渉外・会場の5つの部局があります。ゆいまつり当日の核となる企画については、部局とは別に「プロジェクトチーム」を立ち上げ、ブラッシュアップしていきます。また、アドバイザーである地域の方々や出演者・出展者の方々の意見を取り入れるため、毎月1回のゆいまつり総会を開催し、活動報告や意見交換を行っています。将来的には実行委員会だけでなく、つくばに住んでいる方々が協力して創り上げるまつりを目指しています。

当日は市内外から12,000人以上の来場者が訪れ、老若男女問わず地域の交流の場となりました。アンケートでは、「結婚してつくばを離れたが、家族も一緒に里帰りできるきっかけがあって嬉しい」といった声が聞かれました。今後も、3月の第2週に開催されるゆいまつりに合せてつくばを訪れ、また、つくばで暮らすことがさらに楽しみになるような一日を創っていけるよう、工夫を重ねていきたいと思います。

【実行委員の声】

事務局員 渡辺瑠花さん(芸術専門学群3年)

私は、昨年の8月から実行委員メンバーとして活動しており、今年のゆいまつりでは、広報部局長を務めさせて頂いております。初めて本団体のミーティングに参加したとき、ゆいまつり実行委員会のメンバーは学生も社会人もみな目標意識と行動力のある方々であることを感じました。おまつりというひとつのものを作る仲間として、社会に誇れるチームであることを心がけ、個人としても団体としても成長していきたいと考えています。

実行委員 袋野光子さん(社会人)

私がゆいまつり実行委員を始めたきっかけは、1年前に、つくばのことを思い考える大学生メンバーに会って感動したことでした。

現在は、学生がメインとなって活動する上でサポートできるところを補佐・アドバイスしていく役割ですが、今後は毎年入れ替わっていく学生メンバーの意志を引き継いでいく役割を担っていきたいと考えています。

ゆいまつりは、多様な立場・年代のメンバーが力を合わせて自転車のチェーンのように繋がり、前進していく団体です。今後もつくばに住み続ける社会人として、お祭りと共に成長していく大学生を見守っていきたいと思います。また、卒業して巣立っていったOB・OGがつくばに帰って来る際も、「おかえり」と言って迎えることを楽しみにしています。

事務局OB 船山裕貴さん(社会人)

“ただいまつくば、おかえりつくば。” ゆいまつりのコンセプトです。

つくば市は、筑波大学生はもちろん、研究者や外国人など短期滞在者の多い、多様性溢れる街です。穏やかな街でありながら人やアイディアの出入りが盛んで、大学生の学びの場としては恵まれた環境です。

その環境のなかで筑波大学生が人間としての成長、そして街の発展を実現するには、「大学」という狭いコミュニティに閉じこもるのではなく、地域と親和的なコミュニティを創造し、「大学」の枠を超えて活動する必要があるのではないでしょうか。その場創りを目指すのがゆいまつりです。

私自身も学類生時代の3年間、地域と人のつながりをつくるために、時には専門分野を生かして考え、時には諸先輩方の力をお借りし、時には地域の人の協力を頂きながら、地域と共にゆいまつりを創ろうと活動してきました。「大学」に閉じ籠っていては絶対に出来なかったであろう経験、出会い、想いなど、沢山のものがこの3年には詰まっています。地域と大学をつなぐ場創りの重要性はもちろん、その活動を通じて学生が人間的に成長出来るということも、ゆいまつりにおいては大切にしたい側面です。

私は今年3月に大学を卒業し、つくばの外から活動を支える立場に変わりましたが、つくばは私のふるさとです。「ただいま」と気軽に帰れ、そして「おかえり」と暖かく迎えてくれるふるさと。創設の想いが受け継がれ、大学や地域の方々の御協力のもと、新しい風のなかで深化していくことを願っています。