一般社団法人 茗渓会

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2016年2月18日掲載

第8回茗渓・筑波大学産業人会報告

話題提供者 登里民子さん 国際交流基金アジアセンター日本語教育専門員

日時 2016年2月17日(水) 19:00~21:30
場所 茗渓会館4階 筑波・新泉の間
話題提供者 登里民子さん
国際交流基金アジアセンター日本語教育専門員
1990年 第2学群・日本語日本文化学類卒業

題目『東南アジアの日本語教育と日本語パートナーズの活躍-インドネシアを中心に-』

国際交流基金(the Japan Foundation)は、外務省所管の独立行政法人。海外に向けての日本語教育や文化芸術交流、知的交流などを担っています。登里さんはそこで、東南アジアの日本語教育現場へ「日本語パートナーズ(NP)」を派遣する仕事をしていらっしゃいます。

日本語パートナーズとは、東南アジアの学校で 日本語を教える現地の先生と組んでチームティーチングを行うティーチング・アシスタントのことです。大学生や定年退職者に加え、企業の休暇制度 を利用して参加した人や現役の先生もいらっしゃるとのこと。2014年からの7年計画で、約3,000人のNPを派遣する計画をもっています。

今回の産業人会では、インドネシアで展開されている日本語教育の現状を、写真や動画を使いながら具体的な言葉で紹介いただきました。マンガやアニメなどの日本文化への関心から、日本語を学びたいと思っている生徒・学生は多いけれど、日本語の教材や教授法情報が不足していたり、施設や設備が不十分だったりといった問題をかかえているそうです。

最近までNPとしてインドネシアで働いていらっしゃった山田真琴さん(2007年国際総合学類卒)もお見えになり、文化や風習の違いにどのように対応しながら日本語を教えてきたか、体験談を話していただけました。

今回の参加者は29名、初めて参加される方も多く、話題への興味関心の高さがうかがえました。懇親会でも日本語や日本文化の伝え方やアジアに対する日本の貢献のしかたなど、おおいに盛り上がりました。

国際交流基金アジアセンターのホームページは
http://jfac.jp/

産業人会は毎月第3水曜日の19時に、茗渓会館にて開催しています。次回は2016年3月16日(水)となります。