一般社団法人 茗渓会

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2016年1月22日掲載

第7回茗渓・筑波大学産業人会報告

話題提供者 星野雄一さん 株式会社iTiDコンサルティング ディレクター
星野雄一さん

日時 2016年1月20日(水) 19:00~21:30
場所 茗渓会館4階 筑波・新泉の間
話題提供者 星野雄一さん
株式会社iTiDコンサルティング ディレクター
1997年 第3学群社会工学類卒業

題目『製造業の現状と開発力強化の方向性』

星野雄一さんは、製造業の設計・開発分野に特化した業務・組織改革を生業とする会社「iTiDコンサルティング」において、メーカーの新規事業推進や人材育成といった領域でご活躍です。

ものづくり立国・日本という呼び名に秘められた実態は何なのか、技術力が日本の強みであることは不動とはいえ、製造業が置かれている環境はどうなっているのか、後継者は育っているのかなど、示唆に富む話題をたくさん提示されました。

途中で挟んだワークショップでは、K-Matrixという手法を用いて、新商品・新サービスを提案してみるグループワークを行いました。“飽きずに運動したい”という欲求をもった“社会進出の進んだ女性”に向けて、何を提供するか、というお題に、「通勤電車1両をまるまるジムに改造、エクササイズ通勤できるサービスを」といったアイディアで盛り上がったりもしました。

「性能競争でしのぎをけずるのではなく、顧客価値に立脚したモノ・コトを創りだすべし」というご提言は、製造業だけでなく、すべての業態にも言えることだなと感じた次第です。

今回のご参加は25名、2016年最初の産業人会も無事終了しました。7回目にして初の製造業に関わる話題提供で、この業界に関係のある方の関心はもちろん高かったのですが、懇親会の席では、製造業から日本語文化の話題に展開するなど思わぬ話題の広がりが楽しめ、異業種の人々の集いはやはりおもしろいものだと感じました。

産業人会は毎月第3水曜日の19時に、茗渓会館にて開催しています。次回は2016年2月17日(水)となります。