一般社団法人 茗渓会

筑波大学同窓会
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理事長からご挨拶申し上げます

令和5年 新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。
 茗渓会の会員の皆様におかれましてはお元気にて新年をお迎えになられたこととお慶びを申し上げます。

 コロナ禍が始まりましてからもうすぐ4年になります。昨年までの3年間、生活はもとより業務に大きな影響が生じました。茗渓会におきましても多くの会合や行事が中止または延期となり会員の皆様にご迷惑をおかけすることとなりました。早くこの禍がおさまり、皆様の生活や業務が元に戻りますよう祈るばかりでございます。そして茗渓会の活動も活発に行い、会員の皆様のお役に立てるようになりますことを願っております。

 茗渓会は1872年に創基され、昨年茗渓創基150年を迎えました。多くの記念行事を計画しておりましたが、残念ながら延期をせざるを得ないものもございました。このような環境の中でございましたが、7月9日に記念式典を開催することが出来ましたことは大きな喜びでございました。感染を防ぐ為、ご出席をいただく方の人数に制限をせざるを得ず、ご希望の方全員のご出席がかなわず申し訳なく思っております。

 150周年の記念の品に扇をお届け致しました。この扇には1893年に母校の前身である高等師範学校の校長にご就任された嘉納治五郎先生の名言「自他共栄」が記されております。このお言葉は今なお我々の指針となるものでございます。大変幸いなことに、このお言葉を中村伸夫先生が古代文字で揮毫して下さいました。今年は記念誌が発行される予定になっております。また延期をされました「茗溪・筑波産業人倶楽部全国展開発表の会」が開かれることになり、これで150周年の大きな行事は終了いたします。次の歴史が昨年始まりました。

 茗渓会は会員の皆様が明るく元気に語り合い活動できる場であり続けることを目指しておりますが、大きな課題を克服していかなければならないことも事実であります。新年早々で申し訳ございませんが次に課題を述べさせていただきます。

 その一つは財務内容の改善であります。残念ながら会員の全員の皆様からは会費をお支払いいただいていないことと、新規会員のご加入が減っていることから単年度の収支は厳しいものになっております。事務局のご努力によって経費の削減は実現しておりますが、収入の減少がそれを上回っております。会員の皆様が会費を支払う価値をいかに作り出すか、多くの会員の皆様に会費をお支払いいただくための制度と活動をどのようにするのが良いのか、を検討して早期に実行したいと思います。

 その二は筑波大学の卒業生の皆様に茗渓会に入っていただくことであります。現在の茗渓会の新規の会員は筑波大学の卒業生が中心であります。筑波大学の卒業生が加入したくなる茗渓会はどのようなものが良いのか、このことについても早期に検討して実行に移さなければならないと思います。会員の皆様にはこの二つの大きな課題についてのお考えをお寄せいただきますとともに対策の実行にあたっては万全のご協力をお願い申し上げます。
 新しい年が会員の皆様にとりまして幸せいっぱいの年となりますことをお祈りいたし、新年の挨拶といたします。

一般社団法人 茗渓会理事長 井口 武雄